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Shirofune(シロフネ)はGoogle広告やYahoo!広告、Amazon広告など運用型広告の運用を自動化するツールです。実際どんなことができるのか、使用感を知りたい方もいると思うので紹介したいと思います。良い点ばかりではなく、現時点でマイナスな点も書きました。
ダッシュボード(コックピット)
メインとなるダッシュボードはコックピットと呼ばれていて、このような形で表示されます(※クライアント名は伏せています)。アカウントを連携すると自動運用が始まります。どのような調整をしているのかは、各広告媒体の変更履歴で確認することができます。
入札だけでなく予算配分の変更も行ってくれるので、広告運用に慣れていない人には重宝するのでは無いかと思います。

ダッシュボードでは今月の広告の進捗状況を確認することができます。
- 月額予算:プロモーションや予算グループの月額予算が表示されます。プロモーションはや予算グループは任意に選択することができるので、予算管理は柔軟に設計ができます。( )の中の数字は目標数値を設定できます。画像の目標設定はROASなので%で表示されています。進捗状況が順調な場合は緑の「順調」アイコンが表示されます。
- 昨日利用金額:昨日利用した金額が表示されます。
- 残予算:1日に使用できる広告費が表示されます。昨日利用金額と乖離が無いか確認することで、予算が適正かどうか確認ができます。
- 利用金額:当月に利用した金額を確認できます。
- 利用率:広告予算の利用率を確認することができます。
- クリック数、クリック率、クリック単価、収益、収益/件、ROAS:広告のパフォーマンスを確認することができます。画像では収益(ROAS)での表示ですが、CPAを目標としたプロモーションの表示へ切り替えることも可能です。
- 改善:改善提案がある場合はここにリンクが表示され、クリックすると改善提案を確認することができます。
予算が月初〜月末以外の場合も対応
私は利用していませんが、任意の期間で予算管理が必要な場合も対応が可能です。

サマリー
サマリーでは日別の状況を確認することができます。下段には日別の折れ線グラフが表示され、視覚的に状況を把握しやすい形式になっています。指標は収益や獲得、クリック、表示回数を切り替えることができ、それぞれクリックするとその指標が折れ線グラフで表示されます。期間表示を日から週や月に変更すると週次や月次のデータを確認することもできます。
運用ナビ
上段に「運用ナビ」があり、分析が完了すると日報のようなコメントが表示されます。午前中だと表示がされておらず大体午後には表示されます。メッセージは人の運用者が書くコメントに近い形で現在の状況を報告してくれます。運用のプロに近い形のナビが表示されます。
キャンペーン別
キャンペーン別というボタンをクリックするとキャンペーン別のデータを確認することが出来ます。さらに詳細データを確認したいときはこのボタンをクリックすることでショートカットできます。

詳細
詳細タブをクリックすると詳細データを確認できます。下図は一例(広告種類別)ですが、「広告種類 ✕ 媒体別」「デバイス別」「予算グループ別」でレポートを確認することもできます。
指標や期間表示のボタンをクリックすることでデータを切り替えることができます。視覚的に分かりやすく便利なレポートなので、このままレポートとして出力しても良いくらいのクオリティです。

レポートダウンロード
Shirofune(シロフネ)はレポートの自動作成機能もあります。スケジュール設定をすることで、決まったタイミングでメールアドレス宛にレポートを送付することも可能です。私はこのスケジュール機能を使ってデータを確認しています。レポートの雛形はShirofune(シロフネ)で用意されたものになります。レポートはエクセルになります。
- 数値レポート
- 指定した期間の広告レポートが作成されます。
- 変化分析レポート
- 2つの期間を指定し、期間で数値がどう変化したのか確認ができるレポートです。
- アカウントスコア
- 現在のアカウント診断をしてくれるレポートです。

レポートに関しては私自身がLooker Studioで作成していることもあり、Shirofune(シロフネ)のレポート機能はそこまでヘビーユーザーではないのですが、エクセルでレポートを確認したい場合はShirofune(シロフネ)のレポートで充分でしょう。レポートの内容も代理店が本気で作るレベルのもの(分析するには充分なデータが入っている)なので、品質も問題ありません。
ゴール設定
Shirofune(シロフネ)の自動運用はコンバージョン以外の指標も最適化が可能です。下図にあるようにゴール設定の項目で設定ができるのですが、第1〜3優先ゴールを自分で設定することができますし、コンバージョン以外にもコンバージョン値、クリック数、動画視聴関連の指標、エンゲージメント関連の指標をゴールに設定することも可能です。

多くの指標があるので、広告の計画をしっかり立てることがShirofune(シロフネ)での広告運用を成功させるポイントになります。
広告アカウントの改善チャンス機能レビュー
Shirofune(シロフネ)の一押しの機能として改善提案をしてくれる機能があります。私が運用しているアカウントでは検索語句の追加や除外の提案がほとんどですが、アカウント構成などによっては検索語句以外の提案もあるのかもしれません。
提案される検索語句の精度はまあまあといったところです。残したい検索語句が除外候補としてそれなりに出てくるので、かゆいところまで手が届くといった感じではないですが、広告運用に慣れていない人にとっては役立つ機能でしょう。
改善チャンスはいつでも確認できるわけではありません。私の管理しているアカウントだと大体夕方頃に表示されるのですが、次の日になると確認ができなくなるので確認できる時間帯は数時間という点はマイナスだと感じました。実施した改善チャンスはログで確認することが可能です。

確認できた改善提案リスト
- 新規の「検索クエリ」をチェックし、除外・追加を行いましょう
- 獲得が見込めない「キーワードを停止」して獲得数を増やしましょう
- 無駄キーワードからの「クリックを除外」して獲得数を増やしましょう
- コンフリクトが発生している「検索クエリ」をチェックし最適化しましょう
- 獲得効率が悪い「広告を停止」して獲得数を増やしましょう
- GoogleAnalyticsを連携して、既に計測されているより正確な成果を基に改善しましょう
改善提案の各項目は以下のような施策を実施すべき理由が表示されます。分かりやすく説明されているので、初心者でも理解しやすくなっています。

広告の入稿機能
Shirofune(シロフネ)には広告の入稿機能も用意されています。私は利用していないので、詳細は分かりませんがインハウスでの運用であれば広告媒体の管理画面の使い方や入稿の方法が分からない(分かりにくい・使いにくい)といったケースもあるのではないかと思います。そういった場合に便利な機能ではないかと思っています。

予算設定・入札設定
Shirofune(シロフネ)の予算設定は下図のような画面で行います。これは予算グループを作っての設定画面ですが、プロモーション全体や広告種類別、媒体アカウント別で設定することもできます。どのような予算配分であってもいずれかの設置を使うことで対応は可能なはずです。設定の柔軟度は申し分ないですね。

予算管理対象外のキャンペーン等がある場合はどうするか
予算管理対象外のキャンペーンなどがある場合も管理対象外にすることができるので問題ありません。また、入札に関しても同様でどのキャンペーンを入札管理するかを細かく設定することもできるので、もし入札管理対象外のキャンペーンがある場合は対象外の設定をしておきましょう。
Shirofune(シロフネ)を3ヶ月無料で使う方法
Shirofune(シロフネ)は公式サイトから申し込むと2ヶ月分しか無料お試しができませんが、下記のリンクから申し込むと3ヶ月無料でシロフネを使うことができます。3ヶ月ほど使うと自社や広告運用方針に合うのかが見えてきます。
私自身も利用しているツールなので、他に知りたいことがあればチャットなどで連絡ください。分かる範囲でお答えできればと思います!
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