クリック率(CTR)とは

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クリック率(Click Through Rate = CTR)とは、広告に限っていえばGoogle検索やYouTube、Yahoo!ニュースなどに表示された広告がクリックされた割合のことです。例えば、ある広告が表示された回数100回に対して、クリックされた回数が10回だった場合、クリック率は10%となります。クリック率は、ユーザーが広告の内容に興味を持ち、行動を起こした割合を示すと考えらえるケースが多いため、重要な指標の1つと考えられています。

クリック率の定義

クリック率は、クリック数÷表示回数×100で計算されます。広告の場合は表示された広告をクリックされた割合を表す指標になります。

なぜクリック率が重要なのか

クリック率は、広告の効果を測る上で重要な指標となります。クリック率が高いということは、ユーザーが広告で訴求している内容に興味を持ち、行動を起こしていることを示しています。広告であれば、より多くのクリックを獲得することで、商品やサービスの認知向上や販売促進に繋がる可能性が高まります。

クリック率を高めるには

広告のクリック率を高めるためには、誰に広告を見てもらうか(表示するか)や広告の質が重要になります。あるいは誰に広告を見てもらいたくないか(表示しないか)という観点でクリック率を高めていきます。

誰に広告を見てもらうかの精度向上

広告を見てもらいたい層を明確化し、適切な設定を行うことで、興味関心の高いユーザーに広告を配信することができます。広告の場合は年齢や性別だけでなく、「野球が好きな人」「よく買い物をする人」「一度、サイトに来たことがある人」と言った形で興味関心や行動を起点として見てもらいたい層を絞り込んだり、拡張したりできます。

広告の改善

キャッチコピーやデザイン、メリットを変更することでクリック率向上に繋げることができます。ポイントはユーザー目線で考えられているかで、広告主中心のコピーやデザインではなく、広告を見る人が中心になるようなコピーやデザインが向上のコツです。

広告のクリック率

「クリック率の平均値はどれくらいですか?」よく聞かれる質問です。しかし、数値を知ったところで各社広告費も異なれば、商品力、業界シェアなどが異なるため単純に平均値より高い低いで広告の良し悪しを図ることはできません。また、掲載される場所(順位)によっても異なってきます。

一般的には検索広告でのクリック率は〜10%くらいが多いのではないでしょうか。キーワードや商品によっては10%以上のクリック率もあります。

ディスプレイ広告では、〜3%くらいが多いですが、例外も当然あります。広告を見てもらう人の絞り方でクリック率も変わってきますので、あくまでも参考数値となります。

著者・監修者

広告運用歴20年。小規模〜大規模アカウントまで幅広く経験。これまで30種以上の業種・100以上のアカウントに携わり、多くのアカウントの目標達成、広告パフォーマンス改善を実現。元Google広告トップコントリビューター。GoogleやAmazonに招待され渡米経験あり。書籍「なぜ、あなたのウェブには戦略がないのか?」「Amazon広告打ち手大全」。社会構想大学院大学 広報・情報学修士(専門職)

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